-甘嘘別館-  
♪ハッピーエンドのBL小説を連載します♪

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りょう

Author:りょう
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「出会わなければ」には、実在のバンド、メンバーと似た人物が出てきますが、実在の人物とは一切関係ありません。

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あふれる想いを唄にして・・・57
「そっか」
 不毛な思いを胸に抱えつつ、切符を手にして改札に向った。
「来年」
 しばらく黙っていた神楽が、ホームに下りる階段の途中で急にそう言った。
「え? 来年?」 
「また来年も、2人で年越しして、初詣に行って、それから立木の家に寄る。良いだろ?」
「あぁ。もちろん良いよ」

 1年も先の約束だったけど、来年も神楽と一緒に正月を過ごせるって思ったら、それだけで嬉しかった。
 神楽がそう行ってくれただけで、後で神楽が彼女と会うのかも知れないとか、もしかしたら佐藤先生と神楽の間には何かあるのかも知れないとか、そういう胸の中にあったモヤモヤが一瞬にして消え去ってしまった。

短い冬休みが終わり、待ちに待った3学期が始まった。
ほんの一週間くらいしか経ってないのに、神楽と過ごした大晦日や、皆で行った初詣のことが、ずっと昔の事のように思えた。
 3学期初日の朝、俺は神楽と会えるのが楽しみで仕方が無かった。『次の正月の約束』が、こんなにも俺を浮かれた気分にさせてしまうなんて……俺、単純過ぎるよなぁ。

「よ、おはよ」
 俺はいつもと同じ時間に学校についた。教室を見回してみると、普段は無駄に早く登校してきている智也がまだ来ていない。
「あれ? 珍しいじゃん。智也来てないんだ?」
「ホントだな。あいつの事だから、休みはしないと思うけどさ――」
 竹田と話をしているうちに、後2~3分でチャイムがなるという時刻になっていた。
「いやぁ、やっぱ、学校はいいねぇ」
 教室の後ろの方から、智也の呑気な声が聞こえて来た。それからすぐに、神楽が教室に入ってくる姿を見つけた。
「おはよ。久しぶり」

 俺は嬉しくて、思わず顔がニヤケそうになっていた。
「おう、神楽、今日は早いじゃん」
 智也が、鞄を机に置いている神楽の背中をポンと叩いた。
「そう? いつもと同じだけど?」
 神楽が不思議そうな顔をして智也を見た。
「今日は、智也が遅かったから、そう感じるだけだろ?」
 いつの間にか俺の後ろに現われた村上が、そう言って智也の頭を小突いた。「あ、そーか。今日は俺、寝坊したから遅く来たんだ」
「何だよ、珍しいなぁ。昨日の夜遅くまで何かしてたとか?」
「いや、別にそうじゃないけどさ、早く学校行きてーなーとか思ってたら、眠れなくてさ」
「お前、小学生かよ……」

 いつもと変わらない朝の会話が始まった。俺はこの時間が好きだ。他愛の無い会話だけど、皆で――もちろん神楽も一緒に話をしているこの時間が――。  

   
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