−甘嘘別館−  
♪ハッピーエンドのBL小説を連載します♪

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Author:りょう
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「出会わなければ」には、実在のバンド、メンバーと似た人物が出てきますが、実在の人物とは一切関係ありません。

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放課後の教室で・・・1
「まきのー? まだ終わらないー」
 俺が顔を覗き込むと、牧野は不機嫌そうな顔をして、ジロリと俺を見た。
「別に待ってなくって良いってば」
 予想通り冷たい声で牧野が言い返した。
「だってさー、つまんねーんだもん」
 牧野が素っ気無いのなんて、今に始まった事じゃない。時々メゲルけど、それでも俺は犬のように尻尾を振りながら(?)牧野に纏わりつく。

「誰かと帰れば良かったじゃん。谷村とかが誘ってたじゃねーか」
 放課後の教室に牧野と俺が居る。他のやつは殆ど帰ってしまって、あと数人が帰る用意をしていたり、友達同士で喋ったりしていた。

「牧野って、いつもはテキトーなのに、日直の仕事はちゃんとやるんだなぁ」
 本当は几帳面なのを知っているけど、知らない振りをする。
「ウルセーなぁ。俺はいつだって真面目なんだっての」
 「真面目」とはちょっと違うような気もするけど、良い奴だって事は知っているよ。

「なぁ、日直のもう1人の奴えっと三田だったけ? あいつはどうしたんだよ? お前だけでやる事ないじゃん」
 牧野ったら、そうは見えないけど、結構お人好しなんだから・・・ちゃんと三田にも遣らせないとダメじゃないか・・・。
「あいつは部活に行ったの。午前中はあいつが殆どやったからいいんだよ。分担作業だってば」
 何だ・・・そうなのか。やっぱり牧野って良い奴だよな・・・。でも、俺には微妙に冷たいんだけどさ。
「ふーん、そっか。さすが、牧野だね」
 褒めてあげたら、牧野が急に顔を上げて、驚いたような顔をした。それからすぐにまた、下を向くと、日誌を書き始めた。
 微妙に耳が赤く見えるんだけど・・・照れているのかな・・・。



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シュン&鷹人の番外編はまた別の機会に・・・と言う事にして、今日から「牧野&藤田」のラブコメディを連載する事にしました。

今回の話は、短編を集めた物になるので、季節感がバラバラ・・・って感じになると思いますが、気にせず読んで頂けると幸いです!


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