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俺は、数年前、偶然ある人と出会った。
その人との出会いが無かったら、こんな風に自分の事について考えてみようと、思わなかったかも知れない。
俺、澤井瞬は、その人の事をとても愛してる。
その人も俺の事を愛してくれていた。だけど、俺達は友達以上になれない――。とても悲しいけれど、これが現実。
その人との出会いによって、今までわからなかった事が初めてわかったような気がする。
それは、誰かを「愛する」という事。
愛は、お互いの事を思いやって、相手を幸せにしたいって思う気持ちであって、どちらか片方だけが幸せを与えるものじゃないんだって。
その事は、過去のある経験から、人を愛する事が出来なくなっていた俺にとって、すごい衝撃だった。
愛の詩を色々書いてたけど、本当の愛じゃなかったんだ・・・って思った。
人を愛せないでいた俺は、相手からの愛を受け入れる事で、相手を愛しているつもりになっていた。
多分、俺は愛を受け入れていたけれど、愛に応えてあげていなかったんだ。だから、幸せにしてあげられなかったんだと思う。ごめんね、みさ。
それから、タカト、本当の「愛」を教えてくれて、ありがとう。今でも君を愛しているよ。
最後に、みんなに伝えたい。Sabelのシュンを愛してくれて、ありがとう。たくさんの人達に言いたいと思ってる。本当に・・・感謝してます。
俺がこうして、大好きな音楽と共に過ごせるのは、メンバーのリュウ、サチ、ナツをはじめとする、俺の周りにいる全ての人たちのおかげだと思っています。
これからも頑張ります! 澤井 瞬
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最初は、ソファーに寝転がって読んでいたのけど、いつの間にか、きちんと座って原稿用紙をめくっていた。
胸が熱くなってくる・・・こんな事書いちゃって、まったく・・・シュンは・・・。
シュンのこんな告白を目にしたら、絶対シュンに落ちていただろう・・・。
もしまだジョアンと付き合ってたら、修羅場を迎えたに違いないな・・・。
愛しくて愛しくて仕方が無いシュンに、今すぐ会いたくなった。
今日も、ここに帰ってくるはず。
嬉しそうに荷物の入った鞄を抱えた彼が、玄関から飛び込んでくる姿が目に浮かぶようだ・・・・・・。
「ただいま! 鷹人!」
「お帰り。シュン」
「ほら、見てよ、洋服と、靴と、これが・・・」
「ねぇ、シュン、こっちの荷物はどうするんだよ・・・」
伊東さんが額に汗を滲ませながら、重そうなスーツケースを運んできた。
「ありがとう、伊東さん。感謝してるよ。後は鷹人と2人でやるから。帰ってゆっくり休んで」
「分かりました。シュンも今日は早く寝てくださいよ」
「へへ、分かってるってば。えーと、明日は・・・」
「明日は、10時に迎えに来ればいいんですよね」
「うん、そう。よろしくね」
「はいはい・・・」
「あ・・・お疲れ様です、伊東さん・・・」
「いえ。それじゃ渡辺さん、シュンをよろしくお願いします。あの、えっと・・・」
「何だよ、伊東さん?!」
「あの・・・程々にして下さいよ」
顔を赤くした伊東さんは、そういい残すと、急いでエレベーターの方に去っていった。
俺とシュンは2人で顔を見合わせて、笑ってしまった。
「愛してるよ鷹人」
「俺もだよ。シュン」
この愛は永遠だよ。あの日、出会えて本当に良かった。
誰よりも愛している・・・もう離さないからね。
何があっても、どんなに辛くても、今度は逃げないで2人で乗り越えよう。
シュン、幸せになろうね
・・・おわり・・・
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